C言語と他の言語との違いはハードの操作

プログラミング言語は、2つに大別することができます。
まず一つが、記述性が高くハードの制御を意識せずにプログラミングができる高水準言語です。
そしてもう一つとして、アセンブラに代表されるメモリ操作やハードの制御を行える低水準言語が挙げられます。

C言語は高水準言語と同じ記述のしやすさを持ちながら、ハードウェアの制御まで行える汎用プログラミング言語です。
ハードの制御を行えることや、開発されてから50年が経過していることなどから習得することが難しい言語といわれています。
しかし、処理速度の速さや実行環境を選ばない特徴から、今でも人気が高くなっています。

他のプログラミング言語との一番大きな違いは、ハードウェアを制御できることです。
C言語以外の高水準言語でプログラムを作ってもハードを操作することは難しく、ハードの動きはOSに依存することになります。

ハードを制御できることは、かなり便利なように聞こえるかもしれません。
ですが、プログラムミスがあると意図しない形でハードを操作してしまい、メモリなどの内部部品の故障の原因となることもあります。
C言語を使うためにはハードに関する知識は必須ですので、初心者向けとはいえません。

もともとは、OSを記述するために開発されたものです。
習得すれば他の言語しか知らない場合よりも、コンピューターシステムに詳しくなる利点があります。
ウェブ上のプログラム開発を目指す人でしたらC言語は必要ありませんし、他の言語を習得するよりも多くの時間が必要となってきます。